
赤ちゃんの指しゃぶりをしている姿って見ていると可愛いですよね。赤ちゃんなら誰にでも見られる行動ですし至って普通の行為です。
我が家では夫婦で協力して子育てをしていますが、そんな中ちょっと心配になることがあったんです。
それは息子が生後5ヶ月頃の話なんですが(この記事を書いている2020年6月現在は10ヶ月)指しゃぶりが激しすぎるんです!
何かを持っている時はそれを舐めていて、何も持ってない時は常に指をしゃぶっていたんです。それも決まって右手の人差し指・中指・薬指の3本を…。
赤ちゃんが指しゃぶりするのは不思議なことではないし可愛らしいけど、あまりにも常にしていたので少し心配になりました。
「何かこだわりがあるのかな?」なんて考えたりもしました。今となっては指しゃぶりも落ち着き、何であんなに舐めていたのか本人に聞くわけにもいかないので真相は謎ですが(笑)
でも実際同じ悩みを抱えているママ・パパさんは多いのではないでしょうか?
なので赤ちゃんが
①指しゃぶりをする理由
②やめる時期はいつ頃なのか?
③いつまでも指しゃぶりをしているのは何か原因があるのか?
④辞めさせるべきなのか?
このあたりを調べてみました。
このような悩みを抱えている方たちにご参考にしていただけたら幸いです。
1. なぜ赤ちゃんは指しゃぶりをするの?
そもそも何故赤ちゃんは指しゃぶりをするのでしょうか?
理由としては、大きく言ってしまうと生理的な行為です。すべての赤ちゃんに言えることで、指しゃぶりをしない赤ちゃんはまずいません。赤ちゃんの指しゃぶりには、時期によってちゃんと意味や目的があり、成長過程でとても大切なことなのです。
では指しゃぶりは月齢によってどのような意味があるのでしょうか?次の章でしっかり見ていきましょう。
生後〜4ヶ月頃

赤ちゃんの指しゃぶりは生後2ヶ月くらいから始まると言われており、新生児など生まれて間もない子はほとんどしません。
生後2ヶ月くらいになると、指しゃぶりをする姿を見られるようになりますが、4ヶ月くらいまで赤ちゃんは自分の手の存在に気付いていません。つまり無意識のうちに口の近くにきた指を舐めているんです。
この頃は舐めたもの(指)の温度や味、感触などを確かめているのです。
5ヶ月〜1歳

この頃の赤ちゃんは寝返りができたり、早い子はズリバイもできる子もいるので、周りのモノを手にする機会が増えてきます。また自分の手の存在に気付いている赤ちゃんも多く、手に持ったモノを口に持っていく行為が増えてきます。それにより次第に指をしゃぶる頻度も減っていきます。
とは言ってもまだまだ乳児!気になるものはみんな口に運びますし、自分の指だっていっぱい舐めます。
舐めることによって、様々な情報を感じて学んでいっているので、この頃の指しゃぶりもちゃんと意味のあることなのです。
1歳〜2歳

この時期はハイハイやつかまり立ちはもちろん、歩き出す子もいるので身の回りのものを触る場面も増えてきます。そのため指をしゃぶる行為も徐々に減っていきます。
この時期の指しゃぶりはママのおっぱいを吸うかわりや眠たい時、または暇つぶしの時に行います。
ですので赤ちゃんが指をしゃぶっているときは、こういった気持ちのサインなのかもしれませんね。
3歳〜

この頃になると保育園や幼稚園に通う子が増え、集団生活でお友達と過ごす時間が増えるため、手を使った遊びが増えていきます。それにより指しゃぶりをすることは殆どなくなります。
この年齢で指しゃぶりを頻繁にする場合は、淋しい・かまってほしいといった愛情を求めているのかもしれません。
ママ・パパさんは、そういった環境になっていないか今の現状を見つめ直してみると良いかもしれません。
2. 指しゃぶりをする懸念点
1歳くらいまでの指しゃぶりは生理現象のため全く問題ありません。むしろ無理にやめさせたりすると、成長の過程での大切な行為をやめさせることになるので逆に問題です。赤ちゃんのやりたいようにさせてあげるのが一番です。
1歳を過ぎてからの指しゃぶりも徐々に減っていく過程なので特に気にする必要はありません。親御さんは無理にやめさせるようなことはせず、気長に見守ってあげてください。ただあまりにも頻繁に見られる場合は、少し様子を見てやめさせる工夫が必要となる場合があります。理由は常に指しゃぶりをすることによる、指の『吸いダコ』です。吸いダコができるようなら考えてみてください。
3歳を過ぎてからも頻繁に指しゃぶりをしていると、乳歯から永久歯に生え替わる時に歯並びに影響を及ぼす恐れがあります。『出っ歯』というやつですね。
もう完全に乳歯が生え揃っているお子さんが多いので、この時期に指しゃぶりが多いと生え変わる時期に悪影響がでる可能性があるので、親御さんがやめさせる必要があるでしょう。
お子さんがストレスを感じさせないように自然にやめさせるようにできればベストです。
対処法
手を使った遊びを促すようにして下さい。以下がその対策として有効な遊びです。
【例】
・パズルに集中させる
・ぬり絵や絵など『ペン』を握らせて書くことに楽しさを覚えさせつつ集中させる
これはには『手』を使って集中して遊ぶため、指しゃぶりをすることを忘れさせるには有効なうえに、頭も使うので知育にも最適という相乗効果もあります。
ぜひ試してみてください。
関連記事:3歳児が家で親と一緒に楽しめるオススメの遊び! 【パズル編】
まとめ
赤ちゃんの指しゃぶりは月齢や年齢によって原因や対処しなければならないケースがあることがお分かりいただけたと思います。
1~2歳くらいまでは、あまり意識せず見守っていくほうがよさそうですね。
子育ては常に子どもの様子を観察しながら行うことが基本です。私たち『親』は子どもの状態を理解し、適切な判断を心がけるようにしたいものです。
可愛い我が子の成長のために最高な子育てを!
最後までお読みいただきありがとうございました。