
いよいよ寒さも本格的になってきてインフルエンザも蔓延してきているようですね。
さらに今年は新型コロナウイルスも流行っていることからさらに注意が必要です。
さて、話はインフルエンザに戻りますが、あなたはインフル対策としてどのような点に注意していますか?
おそらくあなたも自分なりの対策をされていることでしょう。
しかし妊娠されている方たちはさらにより一層の注意をされていることと思います。
妊娠中の方は免疫力が低下しているため普通の人より感染しやすくなってしまいます。そのためより注意が必要なのです。
ただでさえ妊娠中は気を張った生活をしなければならないのにインフルなんかで余計な心配事を増やしたくありませんよね!!

きっと現在妊娠している方(またはこれから子どもを産みたいと考えている方)はインフルエンザが心配、不安と思っている人は多いのではないでしょうか!?
そこでこの記事ではインフルに感染する原因と予防方法。
そして
妻は何故インフルに感染してしまったのか?
その時どう対処したのか?
実際妻に起こった体験から妊娠中にインフルエンザに感染してしまった場合の対処方法
妻をサポートするために僕が調べたインフルについての知識を詳しく書きたいと思います。
目次
インフルエンザは空気感染する?

まず、皆さんはインフルエンザに感染する原因はどのようなケースがあるかご存知でしょうか?
おそらく空気感染とパッと思いつく方は多いと思います。
しかしインフルエンザは空気感染は殆どしないと言われているんです!
空気感染の原因は、空気中に長時間漂うウイルスの粒子を吸い込むことによって発症します。
主に空気感染するのは
- 結核
- 水疱瘡(みずぼうそう)
- 麻疹(はしか)
この3つだけなのだそうです!!
したがってインフルエンザのウイルスはいつまでも空気中に漂うことはありません。このことから空気感染するケースは殆どないのです。
ではどのように感染するのか!?
次の章でご説明します。
インフルエンザの感染原因とは?
インフルエンザに感染する殆どのケースは下記の2つです。
- 飛沫(ひまつ)感染
- 接触感染
詳しく説明していきます。
飛沫感染のケースについて
飛沫感染の飛沫とは'しぶき'とも読み、読んで字の如く
発症している人が咳やくしゃみをして飛び散ったしぶきによって感染するケースです。
おそらく最も多い感染原因ではないかと思います。
飛ぶ距離としては1〜2mくらいなので咳やくしゃみをする人の近くから離れるだけでもリスクは減少するでしょう。
また空気感染しないと言われている理由として、インフルエンザのウイルスは飛び散る唾液などと一緒に出てくるので水分を含みます。
そのため空気中に漂うことなくすぐに地面へ落ちてしまうんです。
なるほど!空気感染しない理由にも納得できますよね。
接触感染のケースについて
接触感染のケースは次のような原因が考えられます。
インフルエンザを発症している人が手で口を押えて咳をしたり、鼻をかんだときなどにその手にウイルスが付着します。
その手でつり革や手すり、ドアノブなどの様々な箇所に触れるとその箇所にウイルスが付いてしまいます。
さらにその箇所に別の人が触れてしまい、その手で口や鼻を触ってしまうとその人に感染してしまう。
というケースです。
直接その人の手に触れてしまった時も注意が必要です!
では実際妻はどのように感染してしまったのか??
妻のインフルエンザ感染の原因
妻の職業は幼稚園の先生です。時短勤務なのでクラスの副担任でしたが、子どもと接する機会が最も多い職業ですよね?
この時期幼稚園・学校では毎年様々な感染症が流行ります。インフルエンザも例外ではありません!
発症の数日前のこと。
妻は体調がすぐれない1人の園児を一対一で看ていたそうです。その園児は翌日インフルエンザを発症ししばらく幼稚園を休むことに・・・。
おそらく感染原因としてこれが最も高いでしょう!
もちろん妻は日頃からマスクやアルコール消毒などで対策をしていましたが、、、。
いかにインフルエンザのウイルスが強力だということを感じされられました。
では次に症状の特徴はどうだったのか・・・?
妻の症状は!?
下記が妻の主な症状でした。
妻のインフルエンザの症状は?
- 37℃くらいの微熱から始まった。
- 熱は高いときで夜に38℃程度で翌朝また37℃前後に下がっている。
- 鼻水がでる
- 節々がなんとなく怠い。
意外にもこの程度の症状だったのです。
インフルエンザと聞くと熱が40℃近く上がる印象がありますよね?
僕も妻の症状を見ていて始めはインフルなんて疑いもせず、風邪ひいたんだろうと思って「家の事はいいから安静にしててね!」と伝える程度でした。
ところが3日程経っても37〜38℃を行ったり来たりでそこからなかなか下がりません。
妊娠中だったこともあり念のため内科を受診することを勧めました。
内科でインフルの検査をした結果
まさかのインフルエンザA型でした!!
その年のインフルは高熱にならないケースも特徴としてあったのです。
正直結果を聞いて焦りましたね!
まず真っ先に心配したのがお腹の赤ちゃんです。
体内にウイルスが入ったのに大丈夫なのか?熱に耐えられるのか?
しかも妻がインフルに感染してしまったのは妊娠4ヶ月頃でした。まだ安定期に入る前です。
人一番不安は大きかったです。。。
病院ではどのような対処をされる?

インフルエンザと診断され、内科の先生から産婦人科の主治医に対処法を相談して下さいと言われました。
とは言ってもインフルを発症した人が産婦人科を訪れて大丈夫なのか?
まずは電話で事情を説明し確認すると受診に来るよう言われました。
もちろん周りの妊婦さんに感染しないよう配慮して受診させてもらいました。
対処方は意外にも普通で、通常の発症者と同様にタミフルの処方でした!
先生曰く、タミフルは妊娠中に服用しても影響は極めて少ないとのこと!
それより長いこと高熱が続く方がよっぽど胎児に影響を与えるそうなのです。
それでも「服用しても100%問題ないとは言い切れない」とは言われました。
人それぞれ体質は違うし薬の相性もありますからね。病院側も100%とは言えないのでしょう。
それでも僕たちはタミフルを服用することにしました。
タミフル服用後

薬(タミフル)のおかげで熱もすぐ平熱に下がり、それからはひたすら安静にしていました。
服用中も母子共に異変はなく、特に問題はなかったです。
その後はすっかり良くなり、定期検診でもお腹の赤ちゃんは問題なく、出産まで順調に育ちました。(^^)
インフルエンザの予防策

・日頃からマスクを着用する
・こまめに手洗いをする。
・必要に応じて洗顔も心がける
・アルコール消毒を持ち歩く(手ピカジェルなど)
・できるだけ人混みを避ける
ただし、これらは有効な対策ではありますが確実に予防できるものではないので、感染を軽減できるくらいに留めておく必要があるでしょう!
そして、難しいとは思いますがなるべく外出をしないことが一番の予防になるのではないでしょうか⁉︎
妊娠中にインフルエンザに感染したかも!と思った時の対処方法は?
インフル対策はしっかりしていても、感染してしまうこともあります。
もしインフルにかかったかな?と疑いがあればすぐに病院を受診して下さい。
かかりつけの産婦人科、もしくは産婦人科が遠い場所なら近くの内科でも良いと思います。
とにかく早急に受診することが大切です。きちんと検査をして不安を取り除いて下さい。
産婦人科を受診する場合は他の妊娠中の方々への配慮のため、まず先に電話で受診できるか確認するほうが良いと思います!
そして受診できたら症状に対して対処方の指示を受けるようにして下さい。
最後に
私の妻も2019年の8月に無事息子を出産することができました。産まれてきた子も健康そのもので現在も元気に成長しています。
娘の保育園の同じクラスの子のママさん達で、妻と同時期に妊娠されている人が5人くらいおりましたが、妻の他にも2人インフルに感染してしまった方がいました。
そのママさん達も元気な赤ちゃんを出産しています。
もし現在妊娠中の方で感染してしまった場合、とても不安になると思います。ですが医師の指示をしっかり聞き、きちんと対処して下さいね。
病は「気」からと言うように、大事なのは「気」の持ちようだと思います。
私の妻もそれほど深く考え込まず前向きに妊婦生活を送っていました。
同じく保育園のママさん達も、特に心配した素振りを見せず明るく振る舞っていましたよ。
楽しい妊婦生活を送り元気な赤ちゃんを産んでくださいね(*´∀`)♪
それではお読みいただきありがとうございました。