
windows7のサポートも2020年1月14日で終了してしまいましたね。
これによってパソコンの買い替えを検討している人も多いことでしょう。
現在(2020年4月現在)街の家電量販店などのパソコンコーナーを覗くと、ズラリと並んでいるデスクトップPCやノートPCは最新のwindows OSとなる『windows10』になります。
そこで!
『もうすでにwindows10を購入した。』または『これから購入する予定』という方にwindows10の回復ドライブについてお話しをしたいと思います。
目次
1. windows10では回復ドライブを自分で用意する!?
windows10はPCの使用中、不意に何かトラブルがあった時初期状態(購入時の状態)に戻すために必要なリカバリディスクが付属で付いていないのはご存知でしょうか?
そうなんです。最近ではPC購入時にリカバリディスクを同梱してくれなくなってしまったんです!
ずいぶんメーカーさんも消費者に冷たくなったものですね(笑)
てな理由でリカバリディスクが付属していないのなら、別の手段で回復ドライブを用意しなければなりません。しかし、これがまた面倒な話でPC購入後に自分で用意する必要があるんです。
具体的に回復ドライブは次の方法で用意するしかありません!!
- 購入した店舗などで有料で作成してもらう。
- 自分で作成する。
この2つの方法しかないんです。
手っ取り早いのが、お店で作成してもらえば簡単に済みますが、費用が高額なので依頼するのもためらってしまいますよね・・・。
そこで今回は自分で回復ドライブを作成するという方へ向けて、その手順を画像入りで説明いたします。

2. 回復ドライブとは?
それでは、「説明を聞けばなんとか作成できそう。」という方にこれから回復ドライブの作成方法を解説していきます。
では初めに「そもそも回復ドライブとはどんな目的のために必要なの!?」
という方!
冒頭でもさくっと流すように記載しましたが、
ズバリ!!
パソコンを初期状態に戻したい時です!!
「えっ!?なんでせっかく設定して使っているところなのに初期状態に戻さなくちゃいけないの??」
こんな疑問をもたれた方もいると思います。そんな方のためにまず次の節で回復ドライブを使用するケースからお伝えいたします。
2-1. 回復ドライブを使用するケースはどんな時?
回復ドライブについてはなんとなく分かったと思いますが、ではどんな時に使用するのでしょうか?
- パソコンがウイルスに感染してしまい、ウイルスソフトでも駆除できない場合!
- パソコンが予期せぬトラブルなどで起動しなくなってしまった場合。
できればなってほしくはないですが、これらの状態になってしまった時に使用します。万が一こうなってしまっても回復ドライブを作成しておけば初期状態に戻すことができます。
①ウイルス感染について
ウイルスやスパムによってパソコンの操作を完全に殺されてしまい、なにをしても思い通りの操作ができなくなった。 インストールしているウイルスソフトでも対処できない状態。 |
こんなケースになってしまっても初期化することによって元通りになります。
②パソコンが起動しなくなった場合
これが少し厄介でパソコンのハード的な部分の問題なのか、内部的な処理の問題なのかで変わってきます。ハード的な部分になると機械そのものが破損しているケースもあるので初期化しても修復できない場合があります。
内部的な処理の問題でしたら初期化によって修復される確率が高いです。
いずれにしても、これらの状態に備えて回復ドライブは作成しておく必要があるのはお分かりになったと思います。
2-2. 回復ドライブを作成するタイミング
では次に回復ドライブはどの状態の時に作成するのが良いのか?ここに触れて説明したいと思います。
大抵の場合、回復ドライブはパソコンを購入して初期設定(初回windowsUpdate)が終わった段階で作成するケースがほとんどです。
この状態で作成しておけば、初期化しても初めの面倒な設定や、長ったらしいUpdateも済んでいるので省略することができるからです。また、回復ドライブを作成するのに最低限の容量で済みます。
3. windows10でUSBに回復ドライブを作成する
ではいよいよ回復ドライブの作成手順を説明していきます。実際に見ながら作業できるように画像を用いて進めていきます。
3-1. 事前準備

回復ドライブを作成するにあたって事前に用意するものがあります。
①32GBのUSBメモリ(データが入っていないもの)
②省電力モードの解除(ノートPCの場合)
①:USBメモリ
USBメモリの必要な容量は32GBです。所持していない方は先に購入しておいて下さい。
特にパソコンのメーカーによる相性などはありませんので32GBのUSBならどれを使っても問題ありません。あなたのお好きなデザインのものをお選び下さい。

補足:USBメモリは既にデータが入っているものは使用できません!新品でない場合は使う前に一度フォーマットしてから使うと良いでしょう。
②:省電力モードの解除
対象となるPCがノートの場合、省電力モードになっている場合があります。省電力モードになっていると、一定時間なにも操作がないとスリープ状態(PCの一時停止)になってしまいます。回復ドライブの作成は長時間かかるので予め解除しておきましょう。
3-1. 回復ドライブの作成手順(画像入り)
では一つずつ手順を見ていきましょう!
まずはUSBメモリをパソコンに接続してください。『デバイスをインストールしています』となり、暫くすると認識されます。
1:スタートボタンをクリックする

画面左下にあるwindowsのロゴマークをクリックする。
2:コントロールパネルを開く

①『windows システムツールをクリック』 → ②『コントロールパネル』をクリックする。
3:『回復』をクリックする

①画面右上の表示方法を『大きいアイコン』にする → ②『回復』をクリック
4:『回復ドライブの作成』をクリック

『高度な回復ツール』にある『回復ドライブの作成』をクリックする。
『ユーザーアカウント制御』が表示されたら”はい”をクリックします。
5:回復ドライブの作成画面

①『システムファイルを回復ドライブにバックアップします』のチェックマークが付いているのを確認。付いていなければクリックしてチェックをつける。 → ②次へをクリック
6:『お待ちください』と表示されるのでしばらく待つ

そのまましばらく待つ。PCの環境により時間がかかる場合もありますが、通常でも結構待つことになるので気ままに待ちましょう(笑)
7:USBドライブの確認

『使用可能なドライブ』にUSBメモリが表示されていることを確認し『次へ』をクリックします
8:作成する

『作成』ボタンをクリックします。
9:『回復ドライブ』作成中

回復ドライブの作成が開始されます。これも結構な時間がかかります。おおよそ1時間程度はかかると思いますので(環境により異なる)違うことでもしながら気長にお待ちください(笑)
10:『完成』

『回復ドライブの準備ができました』と表示されれば回復ドライブの作成成功です。
『完了』をクリックし、USBメモリの『安全な取り外し』でPCから取り外して下さい。
おわりに

お疲れさまでした。
回復ドライブの作成、うまくできましたでしょうか!?
あとは作成したドライブを使う時がこないことを祈りながらパソコンを使用していってください。
もしも使用する時がきてしまったら、慌てずこれを使って回復させてください。それまでは失くさないように大事に保管しておいて下さいね。
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それではお読みいただきありがとうございました。